ハル 雑感
2013年に公開された『ハル』
WOWOWで放送されていたのを録画して観た
一時間弱という短い時間に
色んなものが詰め込んであって
わたしが本当に観たいと思っていた要素が
ぼやけてしまっていた気がして残念…
ハルというタイトルからして
わたしはてっきりハルがロボットなのだと思っていたのだけれど
観すすめるうちに
それがとんでもない勘違いだったことに気づくのだった
愛するって なんなんだろうね
相手がありのままに ただそこに存在していることを喜んで
見返りも求めず
期待もせず 与え続けるだけの境地
わたしには はっきりと「これが愛だよ!」と言えるような
答えめいたものはいまだないのだけれど
たぶん
「何をしていても 何を想っていても 全部そのまんまでいいよ」
って思える気持ちのことなのかもしれないな と思う
それなら 何となく 心が知っている気がするな と
映画は
ハルが立ち直る所までが描かれていたけれど
そこに至るまでのハルの心情が
IG作品にしては めずらしく雑だった気がして
ちょっと拍子抜けするほどだった
この作品におけるテクノロジーのレベルが
曖昧だったことで
判断が全部こちら側にゆだねられていたし
どんでん返しが起こるまでにも
わりとミスリードがあって
「んんっ?!」
と思ったり
ネタバレしたら完全に面白さがなくなっちゃう類の映画なだけに
奥歯に物の挟まったような言い方しか出来なくて
歯がゆいのですが…
つくづく90分くらいで観せて欲しかったなぁ…
期待しすぎて観ただけに
残念な気持ちが大きかった…
うん…