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Re:Re:みちくさ

ゆるくいきてます

さうんどおぶみゅーじっく!

もう 何回も観ているのに

何度も何度も見返したくなる映画がある


サウンド・オブ・ミュージック』もそのうちのひとつ



さとちゃんのついーとが目に入ってきて

♪my favorite things が猛烈に聴きたくなってしまった

確かDVDに録画してたのがあったはず!と思って

ガサゴソと探すこと30分

ついにみつけた!

ラベル貼る手間を惜しんじゃいけないよね・・・

特にわたしみたいな片っ端から録画するタイプのヲタは特にね・・・

暇がない とかっていうのは言い訳だよね うん わかってりゅ・・・

ささっ

あーだこーだ言ってないで 感想サクッと書いちゃうよ




大昔の長編映画ではおなじみだったらしいインターミッションを挟んで

前半と後半に分かれておりますこの物語



前半は ジュリー・アンドリュース扮するマリア先生が

トラップ家に家庭教師としてやって来て

持前の明るさで トラップ一家にさまざまな影響を与えていきます



トラップ大佐によるギッチギチの管理下で

寂しさを抱えていた子供たちの心を

音楽で癒していくマリア先生~

まるでそよ風みたいなマリア先生~

らぁらららぁ~♪




かの有名なドレミの歌を

今まで歌を歌ったことがない子供たちに伝授するシーンが

何度観ても好きなんだなぁ


最初はマリア先生が歌い 後から子供たちがその音をなぞる

はじめは歌い方さえ知らないと言っていた子供たちが

おずおずと歌詞を追うようにして

次第に音楽に引き込まれていく様は

ミュージカルならではの予定調和のシーン(・∀・)!

全員振り付けバッチシやんけ!

あんたらついさっきまで歌い方知らんゆうてましたやんか!

めっさウマイがな! めっさ声キレイやがな!!

え? どないやの? どないやの?!

と 必ず一度 いや 二度三度とツッコミを入れちゃう場面でもある

だがしかし

そんな場面であるにも関わらず

何故かいつもここで泣けちゃう


この場面は何度も何度もリハが繰り返されて

振り付けも歌も 何度も何度も練習してきたに違いない

頭ではそれをしっかり理解していながらも

なんでか泣けちゃう

お話の中のトラップ家の子供たちの心が

歌を歌うことで癒されていく様子が画面から伝わってくるようだし

役柄とか関係なく 子どもたち自身が

歌を歌うことを楽しんでいるのが

そのまんま 純度100%のまんま

ちゃんと伝わってくるからなんだと思う



さらにさらに

大佐の長期留守中に

マリアによって子供らしさスイッチを押されまくってしまった子供たちが

大佐のお客様をもてなすために歌う場面

最初は「歌を歌うなど許さん!!」と激しく憤り

子供たちの歌を阻止するために入室した大佐が

いつのまにか子供らの歌に引き込まれて

しまいには自分でも歌い出しちゃう始末wwwwww

さらに 今まで自分が子供たちに強いてきた軍隊式の教育方針まで

カンタンに改めてしまうなんてっ!!

よっ! さすがミュージカル!! よっ!!(・∀・)チゴイネ!

 


この場面だって めっさ予定調和なんだけど何故か泣けてしまう

たぶん ミュージカルの時間軸は現実とは大幅にズレてるんだね

歌ってる間に 人が心の軸をまるごと取り替えてしまえるくらいの時間は

優に経過しているのだ

だから 歌い終わった後に大佐が改心していても

周りは誰一人としてその変化につっこむことなしに

皆たいした違和感も覚えぬまま

物語は次のシーンに繋がっていく

まるで全員がボケ倒しているようなもんである



これが 純粋にセリフだけの映画で起こっているのだとしたら

ちゃぶ台モノである ウリャッ(ノ ゚Д゚)ノ ==== ┻--┻ 

噴飯モノである。( ゚∀゚)・∵ブハッ

さらに付け加えれば「んなわけあるかーい!!」てなもんある

こんな風に

普通だったら「もう観てらんないぜべいべー…」と思っちゃうような

劇中人物の心情の豹変っぷりと

観ているこちら側の心情とを結ぶものはただ一つ

そ・れ・が、ミュージックだぁ(・∀・)!


言葉を音に乗せるだけで

なんとなくこちら側は

「そうゆうことって・・・、あるやん?」と、

島田紳介さん的自問を果たし

さらには

「・・・ある・・・。うん! あるある!!あるよねっ!!」と

前のめりで自答してしまうのだ

この現象を吾輩は

ミュージカルタイムワープ理論と名づけている!


ああ すばらしきかな ミュージカル!

歌には 普通の言葉の何倍も

気持ちを伝えられるチカラがあるね!

そのチカラを前にして

心を動かさずにいるだなんてムリっ!ムリムリッ!絶対ムリっ!




インターミッションを挟みまして

マリアが大佐への想いに気づき

大佐もマリアへの想いに気づき

お互いの気持ちを打ち明けあう場面でも

歌を挟んであっちゅーまに心がひとつになり

次のシーンではケコーン式だぜっっ!

普通だったら、おいっ!どーなってんだ!責任者出て来い!

ってなもんですけれども

これまたフツーに

「マリア ヨカタネ!ヨカタ(・∀・)! バンザーイ!おめでとー!!」

って思いながら観れちゃうから

もう不思議としか言いようがないよね うん

まったくもってご都合主義としかいいようのないミュージカルが

大好きだーーーーっ! 大好きなんだーーーッッ!!



だがしかし

ケコーン式のシーンが終わり

教会の鐘が高らかに鳴り響く場面から一転

教会の掲げる十字架とは別の

いびつな十字架の旗がかかった建物が映し出され・・・

それだけで暗澹たる気分になる。。。

そうだった・・・

この話って…そういう話だったんだ…と 思い出すの…


前半があまりにも可愛らしく 予定調和な幸せが続くため

後半に重たいものが待ち受けていることをいつもうっかり忘れちゃう…


ついつい 

これから家族の幸せなタイムがめでたしめでたしで展開するのだと

思い込んでしまう

前半で安心させといて 後半で落とすっていう狙いに

いつもまんまと引っかかっているっ!

チッ!!




音楽祭の場面から先は 毎回心臓に悪いよね・・・

美しいエーデルワイスに耳を傾ける心の余裕すらなく

一家がうまく逃げおおせるのか いつもいつもドキドキしてしまう

結果はもうわかってるのに

なんでこう毎回毎回ドキドキしてしまうのか不思議でたまらないよ

追われる場面って ほんっとにイヤ・・・



にしてもだよ!

前半でトラップ家の長女に言い寄ってた青年将校めっ!

おのれの不勉強さゆえに

やすやすと祖国を売るような思想に絡め取られよってからに!

彼のような青年将校を見るにつけ

無知ってやっぱり罪なのね・・・と思わずにはいられない

修道院での場面では

あまりのドキドキっぷりに画面を見続けることが出来ず

何度も何度も一時停止ボタンを押す

ラストまで行くのが一苦労でやんすよおやびん

で おやびんて誰なんだい(・∀・)? さぁ?

なんかわたしのてんそんが明らかにおかしくなっている

それくらいの力を持ったみゅじかる




そして 

やっとの想いでラストまで観終わったと同時に

トラップ一家のその後を

ものすごい勢いで妄想し始めるわたしなのであった

つくづく こちら側のあらゆるスイッチを押してくれちゃう映画だ


前半は美しい歌とツッコミの嵐

そして後半はハラハラドキドキの心拍数MAX

さらに終了後には 妄想ワールドに強制連行


これほどまでにオイシイ映画はない

いや あるかもわからんが 今んとこすぐには思い浮かばない

だから 四年に一度くらいの間隔で何度も何度も観てしまうんだねぇ

四年くらい経過してると 細かいところなんか

すっかり忘れてるもんね~www

それがまた

後半のドキドキ感にほどよいスパイスを効かせてくれちゃうのである

わたしの頭の中のケシゴムありがとう(・∀・)!である



すぺさるえでぃしょんには

実際のフォン・トラップ一家の方々が

インタビューに応じてくださっていたり

メイキング特典映像なんかも入ってて盛り沢山で

見所満載らしい  のだが・・・

わたしは持っていないのでわかりませぬ。。。

観たいなぁ~すぺさるえでぃしょんのインタビュー

 


また四年後くらいに入手して再生出来てたらいいなぁ~