いとしのエリーちゃん

マッサンが毎日楽しみで仕方がない

まっさんとエリーちゃんのラブラブっぷりも楽しみだけれど

エリーちゃんが

故郷の何もかもを捨てて

まっさんに着いて日本にやってきた事を思うと

胸が熱くなる

わたしも一時期

外国籍の方とお付き合いしていた事があり

（その方は日本で生まれ育ったので心はほぼ日本人だった）

ある日　その方が母国に戻らなければならなくなった時

一緒に来て欲しいと言われたけれど

わたしには

エリーちゃんのように

何もかもを捨てる勇気も覚悟もなかった

あまりに突然の出来事だったし

当初の予定では

ずっと日本で暮らすことになっていたので

わたしにとってはまさに青天の霹靂だった

突然の申し出に　目の前がホワイトアウトになった

友達もいない　言葉も話せない　好きなテレビだってない

仕事だってない　

とにかく「ない」ものばかりが押し寄せてきて

激やせするほど悩んだ挙句

その方とのご縁は潰えてしまった…

でも　その事を後悔はしていない

日本に残り続けたおかげで

出逢えた大切な人たちもいるし

今　自分ひとりでいても　とても幸せだからだ

けれど

エリーちゃんを観ていると

そんな「ない」ものだらけの日本に

まっさんへの愛という　唯一「ある」ものを引っ提げて

ゼロから足場を固めていったんだなぁと思う

わたしには怖くてできなかったことを

エリーちゃんは

あの純粋で素直な心で

いとも簡単にやってのけている

辛いことや悲しいことは

このドラマで描かれている以上にたくさんあったと思う

すぐにでも故郷に逃げ帰りたいと思ったことだって

二度三度では足りないくらいだっただろう

それでも

まっさんのそばにいたいと思ったから

彼を支えながら　日本のことを必死で学んで

日本を自分の故郷にしていったんだろうなと…

勇気がなかった自分を責める気持ちは一切ないけれど

でも

やっぱり　エリーちゃんはすごいな…って思ってしまうのだ

毎日　エリーちゃんの青い瞳を見るたびに

わたしは　自分が選ばなかった道を思う

もしも　あの時　あっちの方向を選んでいたら

今頃　どうなっていただろう？　と

そして

今　その方が幸せであって欲しいなと

心の底から思う

人様とはまた違った思い入れを持って観るマッサンは

早くもわたしにとって特別なドラマになっていきそうです