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Re:Re:みちくさ

ゆるくいきてます

諏訪の旅 二日目

はい 二日目~(・∀・)!

 

心地よい低反発マットレスで

疲れた足腰を労わりながら

途中バチッと目が覚めて

「どこだべここ…」

と思うこと数回繰り返しながら

朝七時半起床

 

八時半に食事することになっていたので

その前に朝風呂だーっ

とばかりに

大急ぎで大浴場へ

 

そこでまたしても平泳ぎおばさんと合間見えることとなる

 

ここまで濃厚な洗礼を受けたのだから

いっそ自分も平泳ぎおばさんになってもいいくらいだな

と思いつつも

さすがに足をあのようにおっぴろげることは出来なかったので

手だけを平泳ぎおばさんに弟子入りさせてみたわたしであった

 

 

大急ぎで湯船から出て

支度をして 部屋に戻り

その日のあまちゃんをオンタイムで観る

 

もう 旅がメインなのか

あまちゃんを旅先で観ることがメインなのか

よくわからなかった

 

 

昨日と同じ個室のお食事処で

一人の朝食

 

朝からお刺身やら何やらめちゃくちゃ豪華で

お味噌汁も三種類から選べる上に

おかわり自由ときたらもう

三種類のお味噌汁を順番に飲むしかないじゃないの

 

そんなわけでわたしの胃袋の中では

赤味噌  白味噌  合わせ味噌 

の三種類のお味噌汁が完全に混ざり合って

結局 合わせ味噌だった

 

 

朝からこんなに食えるかーってくらいの量だったので

お味噌汁だけで午前中をやりすごすことにした

 

 

チェックアウトを済ませ

ガラスの里美術館に向かうバスに乗り込むと

そこはすでに地域の老人がたの座談会カーと化していた

 

老人A「あの さっき降りた人ね ××先生のところに行きたかったんだって

           歩くと遠いわよねぇ」

老人B「そうよねぇ」

運転手「なんですか? どうしました?」

老人C「さっき降りちゃった人なんだけどね

    間違えて降りちゃってたのよ」

運転手「言ってくれたら途中で降ろしたのに~」

 

のどかである

我が田舎ものどかさでは決してヒケはとらないが

バスの車内がこのようなフレンドリー感に溢れ返っている光景は

いまだかつて目にしたことがない

ご老人といえども まるで若者のように

「人は人 ずぶんはずぶん」

みたいな距離感を保っておられる

なのに

諏訪フレンドリー諏訪!

ちょっと感動すら覚えた

 

 

ガラスの里に着くまでに

いくつかの病院前のバス停に止まる

それぞれで 数人ずつご老人がたが降りていかれる

皆さん どこかしらお悪いんだろうな…

こういうバスが 地域のご老人たちの足を支えてるんだなぁ

なんて ちょっと旅のふれ合いらしいことも書いておかなくてはいけない

 

 

 

ガラスの里美術館に到着し

展示物を眺め

一階のおみやげコーナーに移動し

あれやこれや物色

 

季節感まるで無視なおみやげコーナーに

逆に好感を覚える

陳列されていたガラスの置物は

「こいのぼり」とか「桜」とか「ぶどう」とか

もう ばっらばら!!

まだあるから置いちゃえ 売り切っちゃえ

需要あるかもわかんないから的ないい加減さが

いい加減な観光客であるわたしにぴったりフィットだった

 

 

小一時間ほど広いおみやげ屋さんを物色し

まだ次のバスの時間までだいぶあったので

ちょうど小腹も空いたことだし

併設のレストランへと足を踏み入れる

 

信州地鶏のハーブ焼きっていうの?

めちゃくちゃウマーでした

パンも最高に美味でした

スープもおいしくて

幸せなときを過ごしていたら

前のテーブルに座っていた老夫婦の旦那さんが

いきなり

「ぶぅぅぅぅぅぅぅぅ」

っと…

え?? ええ??

そうです…

そうですよみなさん…

お食事中に かまされましたよ…

ビックリして フォーク落としそうになりましたよあたしゃ

 

奥さんのほうが

「もお!! おとうさん!! やめてくださいよみっともない!!」

と 烈火のごとく怒っておられたが

怒りたいのはこっちである と思いました まる

 

そこにいらしたお客さんが

いちいち面白い感じで

マルチーズ連れてそうなクラブのおねえさんとちんぴらみたいなカップルから

しばらく目が離せずに

ずっと観察していたのですが

ちんぴらの方と一度目があってしまい

もう二度とそっちを向くことは出来ませんでした

残念・・・

 

 

その後 再びバスに乗り込んで

いざ春宮と秋宮へ

これが意外と時間がかかって

一時間近くバスに乗っていました

わたしの予定はこの時点で大幅に狂ったよね…

本当なら 春宮で最も多くのぼんやりタイムを過ごすはずだったのが

時間がなくて駆け足観光…

そこで ちょっと懐かしい人と遭遇したりするという

大ハプニングもありながらも

時はどんどん過ぎてゆき…

いっそ秋宮行くのやめようかな…と

思ったんだけど

せっかく来たのに三つしか回ってないなんてアカンやないか!

と思いなおして

春宮から秋宮まで ぐーぐるまっぷ開きながら歩いてみました

途中でどうしても足が言うことを聞いてくれなくなって

いつうなだれようか いつ倒れこもうか というタイミングで

目の前にタクシー会社発見!!

駆け込むようにして

「すいません( ;∀;) 秋宮まで」

とお願いし

タクシーに乗り込んだら

「どちらから?」

と トークタイム

「にーがたです(・∀・)」

「ああ・・・」

ああ・・・ってなんだ ああって

「新潟の人はあれだよね 融通がきかないよね」

「あ? え? あ、ああ… あははははそうかもしれないですね!

 (やんのかコラ)」

「こうと決めたら絶対に譲らないよね」

「そーですねwww (あぁん??)」

きっと新潟県民から何かとてもイヤなことをされた過去があるのだろう

だが それはわたしではない

どうか間違わないでくれたまえ

と 思いつつ

タクシーは1メーターもいかない初乗り料金にて秋宮に着いてしまった

あはははは…(;・∀・)

ごめん…(;・∀・)

ごめんね運転手さん…(;・∀・)

にーがたけんみんをますます恨むだろうねこの方…\(^o^)/

 

 

秋宮に足を踏み入れて

やっぱり諦めずに来てよかったなぁと思う

かなり好きな感じの神社だった

もっと時間があったら

もっとゆっくりと木の下に座り込んで

しばらく景色をぐるりと楽しんで

昼寝の一つでもしてから帰ってこれたのだが…

 

 

全てが駆け足の旅だったけれど

久々に地元を離れて

「旅」することだけが目的の諏訪で

ゼロになれる時間をいっぱい貰った気がする

 

 

今まで「旅」と言うと

必ず旅先で誰かが待っていてくれたりして

どっちかといえば「人に会いに行く」ことが目的だった

 

今回はそういうの全くなしにして

純粋に「旅」することが目的だった

誰と会う約束もせずに

最初っから最後までずっと一人で

あっちこっち気ままにぐるぐるした

(途中、思いがけない再会はあったにしても)

 

また絶対にこういう旅をしたい

 

てか 上諏訪 癖になりそう

一人でブラブラするのに丁度いい所でした

(交通の便がすこぶる悪いのには目をつぶるとして)

 

今度は前宮と春宮で時間をかけて座り込みたい(・∀・)!

 

あ…

 

忘れてた…

 

そう…

旅先でまで動画を開いてみたあまちゃん

帰宅してからゆっくり観ようとしたら

わたしの部屋のレコーダーの電源が

根こそぎ抜かれていたという事件が

わたしの知らない間に勃発していたでがす…

泣いたでがす…

せっかくいい気分で旅から戻ってきたのに

帰ってみたらこんなにでっかいおみやげが

予め用意されていましたとさ…